必威体育4年度進捗状況
教員養成フラッグシップ大学構想 必威体育4年度進捗状況
未来教育共創推進統括本部の設置
構想の推進体制として、必威体育4年度に学内の既存の機構やセンターと有機的な連携を図りつつ、学外の専門家とも共創的な連携を実現させる全学的な組織「未来教育共創推進統括本部」を設置し、その下に3つの推進部と12の取組ユニットを設置しました。
また、大阪市と協働で整備を進めている大阪アドバンスト?ラーニング?センター(仮称)の供用開始に先立ち、本学と大阪市との連携組織である「大阪アドバンスト?ラーニング?センター機能強化検討部会」を設置し、その下に、4つのチームを設置しました。これらの組織を相互に対応?連携させながら、構想を推進していきます。
特例制度を用いた教職課程の編成
教員養成フラッグシップ大学は、教育職員免許法施行規則等に定める一部の科目に代えて新たな科目を開設し、教員免許状を取得することができる特例措置が適用されます。そのため本学では、ダイバーシティ教育(「ダイバーシティと教育」「現代社会と子どもの権利」「多様な子どもとインクルーシブ教育」「外国人の子どもの理解と支援」)を基盤とした4つのテーマ領域「教科横断と探究学習」「教育データの活用」「ファシリテーターとしての教員」「学習者中心の授業デザイン」と、理論と実践の往還による主体的な学びを実現することを目的とした省察科目で構成される先導的?革新的な教員養成カリキュラムの開発を行っています。必威体育6年度入学生から適用することに先立ち、必威体育5年度から試行として「ダイバーシティ教育の基礎」に関する4科目を開講します。
また、連合教職大学院においても、共通5領域の必修単位数の弾力措置が認められており、本学では学部との系統性を重視した、「ダイバーシティの理解に関する領域」「多職種協働による組織マネジメントに関する領域」「教育DX?STEAM実践に関する領域」「教育グローバル人材の育成に関する領域」の4つの領域を設けることとしており、必威体育5年度から部分的に授業を開講します。
大阪アドバンスト?ラーニング?センター(仮称)の整備
本学の教育人材養成にかかる教育研究機能、大阪市教育センターの現職教員研修や バックアップ機能、企業やNPO法人の専門的知識や技術が一堂に会する、全国でも類を見ない共創拠点「大阪アドバンスト?ラーニング?センター(仮称)」を本学天王寺キャンパスに整備しています。現在建設工事中で、必威体育6年度に供用開始予定です。
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産業界との連携
本学とSky株式会社は必威体育4年7月に、必威体育のエスカレーターを対象としたネーミングライツ(施設命名権)取得に関する協定を締結し、同施設を「Sky Escalator」と呼称することになりました。
同社には、ネーミングライツを契機として、必威体育5年度後期から本学が開設する企業との連携による授業へも参画していただく予定です。
Sky Escalatorのロゴ
エスカレーター柱の広告
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全国初のエスカレーターのネーミングライツ協定をSky株式会社と締結
さらに、株式会社学研教育みらいの客員教員により、附属平野小学校で学部生と児童による学習ゲーム教材「SDGsバランスタワーゲーム」の実験授業や、Google社の客員教員による、同社の提供サービスや指針、教育学部を卒業した自身の経験などを元にした、ICTの活用に関する授業を行いました。
学習ゲーム教材に挑戦する児童と学生
Google社客員教員による授業の様子
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教育課題解決に資する共同研究
本学とNTTラーニングシステムズ(株)は、共同研究により、サバイバル日本語学習支援教材「アプリで にほんご ―がっこうに いこう―」を開発しました。本アプリは、日本語に触れて間もない外国にルーツのある子どもが学校生活や日常での暮らしに必要となる最低限の日本語「サバイバル日本語」を学ぶための教材であり、積極的に日本語でのコミュニケーションに挑もうとする態度を育成します。開発にあたっては、大阪府内の公立学校等においてヒアリング調査を行い、教育現場のリアルな声を反映させました。
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「アプリで にほんご ーがっこうに いこうー」を開発 ~渡日間もない子どもに向けた日本語学習支援~
また、必威体育4年度にコニカミノルタ株式会社との間で、「学習行動分析の教育実習への活用」に関する共同研究を開始しました。附属学校園の教室にカメラとセンサーを設置して、教育実習の様子をモニタリングし、画像?音声データを収集した上で、教師と児童生徒の動きをAIで分析し、学習?教育活動を可視化することにより、教育実習の高度化を図るものです。
学び続ける教員を支えるプラットフォームの構築
本学では、必威体育2年度より、良質なオンライン教育の提供を通じて社会の発展に貢献することをめざして、オープンエデュケーションに取り組んでいます。
この取組を発展させ、必威体育4年度は、「大阪教育大学ティーチャーエデュケーションプラットフォーム(OKUTEP)」を構築し、各教育委員会が作成する育成指標と整合性を諮りつつ、本学独自の研修教材のカリキュラムマップ(バッジマップ)を作成しました。また、大阪市教育委員会の協力を得て、中堅教員研修で実証実験を行い、教員研修における課題の洗い出しを行っています。
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