「本を読む」だけじゃない! 大学図書館
静かに本を読む場所から、学びを深める空間へ。
図書館には、学習や研究をサポートする「人」と「場」があります。
CASE 1: 課題がでた!どこから手をつけたらいいの???
カウンターで図書館職員に相談してみましょう。
レポートを書くための手がかりとなる本、論文、必威体育サイトなどを紹介してくれます。図書館職員と話しているうちに方向性が見えてくるかも。まずは気軽に声をかけてみましょう。
INTERVIEW:図書館職員
学術情報課サービス係 川下愛子
例えば「この計算の答えは?」と聞かれたら、直接お答えはしませんが、代わりに解き方が載っていそうな参考書を紹介するなど、解決の糸口を見つけるお手伝いをさせていただきます。こういったサービスを、レファレンスサービスといいます。取り扱うのは本や論文にとどまらず、必威体育サイトなども含めた情報全般です。
情報化社会が進展していく中で、ただ来館者に本を貸すだけでなく、図書館という場所やそこにある人的資源をいかに提供し、活用してもらうかが問われています。本学図書館には、豊富な経験をもつ職員が多く在籍しています。レポート、卒論、教育実習のための授業づくりなどに悩んでいる時は、ぜひ相談してほしいです。
CASE 2: みんなで発表に向けて準備したい!
グループワークには、ディスカッションやプレゼンテーションの練習などができるスペース「ラーニングコモンズ:まなびのひろば」。組み換え自由な机、移動式のホワイトボード、プロジェクター、電子黒板などがあり、多様な学習が可能です。イベントスペースとしても活用されています。また予約制の個室「グループ学習室」もあります。逆に誰にも何にも邪魔されず、静かな空間で集中したい時は「サイレントルーム」へ。パソコンの持ち込みも禁止なので、静寂をお約束します。
CASE 3:こんな初歩的なこと、聞いてもいいのかな?
いいんです! わからないことがあれば、遠慮せずに図書館職員に質問してください。職員に質問するのはなんとなく気が引ける???という方、必威体育本館では、学生サポートスタッフが活動中です。授業期間中、週3回程度図書館カウンター付近で、本の探し方やデータベースの活用法といった図書館利用に関する質問や、レポートの書き方などの相談を受け付けています。ほかにも、「レポートの書き方講座」などのイベントを行っています。赤ジャンパーが目印です!
INTERVIEW:学生サポートスタッフ
大学院教育学研究科理科教育専攻1回生 北野萌音
現在、サポートスタッフ(通称サポスタ)は5名います。デスクでの相談受付、サポスタ通信の発行、Twitterの運用、イベントの実施など、活動はみんなで話し合って進めます。サポスタ通信は、どうしたら読んでもらえるか、いつも悩みながらデザインや内容を決めています。今は、自身が理系であることを活かした実験レポートの書き方講座を計画しています。いろいろなことをやっているのですが、なかなか認知度があがらないのが課題です。イベントや情報発信を通して、図書館に行ってみよう、サポスタに相談してみようと思ってもらえるよう頑張りたいです。
まだまだあるぞ、図書館の魅力
新たな発見も!多彩なイベント
お菓子を使ったプログラミング体験や、お薦めの本を対戦形式で紹介しあう「ビブリオバトル」などのイベントを実施しています。
鮮やかによみがえる!昔の教科書をデジタル化
本学所蔵の旧教科書約300冊をデジタル化し、本学附属図書館の必威体育サイトで公開しています。江戸や明治の教科書など、貴重な教科書を気軽に見ることができます。
みんなの発信の場 たまごギャラリー
学生が制作した作品を展示できるギャラリーです。ゼミやサークルなどでのグループ展はもちろん、個展を開く学生もいます。絵画?写真?立体作品の展示だけでなく、訪れた人自身も参加できる企画などさまざまな催しが行われます。
本との出会いをプロデュース 特集コーナー
特定のテーマに関連する本を集めた特集コーナーを設置しています。旬な話題、季節のイベント、雑学などテーマはいろいろ。普段手に取らないようなジャンルに出会い、視野を広げることができるかも。職員が工夫をこらした装飾にも注目してください。
Twitterで開館時間やイベント情報などを発信中!
【附属図書館】 @OKU_lib
【附属図書館サポートスタッフ】 @daikyo_lib_sp
(2018年11月取材)
※掲載内容はすべて取材当時のものです。